開催報告:ビリギャルに学ぶ目標達成3つの技術

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なぜ、ビリギャルが慶応に合格できたか、わかりますか?

そこには、目標を達成する技術にもとづく根拠がありました。読書会で、その3つの技術を教えていただきましたので、シェアします。

開催報告:20代読書会in東京

日時:12月02日(土)09:30-12:00

参加者:23名(男性:15名、女性:7名 初参加:6名、リピーター:16名)

20代読書会in東京の感想

また色々な面白い意見が聞けました。(26歳・女性)

人生や価値観など深い話ができて、楽しかったです。(24歳・女性)

色々なジャンルの本を知れました。(23歳・男性)

意外とジャンルに幅があって、おもしろかったです。(24歳・女性)

ディスカッションが有意義だった。(24歳・男性)

久しぶりの参加で有意義でした。(26歳・男性)

みなさん適度にジャンルが散っていて広い知識が得られた。(26歳・男性)

なぜ、ビリギャルは慶応に合格できたのか?

ビリギャルを指導した坪田先生が、著書で合格するために必要な3つの要素を教えてくれています。

  • メンタル
  • 目標
  • 計画

これらが、その3つです。この3つを見て、驚かされるのが、”勉強”が入っていないことです。

もちろん、実際には勉強は必要です。ビリギャルも相当な勉強を行なったと思います。しかし、坪田先生が受験合格に必要な要素として挙げたものは、勉強そのものではありません。

これは、とても示唆に富んでいます。

たしかに、わたしも、なぜ志望校に合格できなかったのか?と振り返ってみると、勉強不足が原因ではないように思います。勉強量は十分ありましたが、勉強の仕方、つまり努力の質に問題がありました。

もっと、目標とする志望校から逆算し、各教科で必要な点数を割り出して、現状との差を認識しておけばよかったと反省しています。そうすれば、1つ1つの勉強の目的が明確になっていました。いまは英作文で10点を上げる作業だとか、いまは世界史論述で10点を上げる作業だとか。

そうやって、いまの実力であれば、○○点ほどの完成度と思って模試を活用していれば、無駄に落ち込むこともなかったでしょう。むしろ、模試の結果から計画の進捗具合を確認して、費用対効果の高い勉強分野も割り出すことができたはずです。

こうして努力の量だけで勝負するのではなく、質も高めておくべきでした。受験勉強をメタで認識して、改善を繰り返しておけばよかったと反省しています。

これは、人生や仕事においても同じです。坪田先生の教えを、人生や仕事に置き換えて実践すれば目標を達成できると思います。

たまに、日々の業務に追われて、振り返りの時間が取れないという人がいます。そういう人は、わたしの受験と同じ失敗を犯しています。1日10分の振り返り時間も取れないというのでは、間違いなく努力の質ではなく量だけで勝負をしています。それでは、目標を達成することは難しいです。

それでは、坪田先生の目標を達成する技術(メンタル・目標・計画)を、1つずつ解説していきます。ぜひ、参考にしてください。

メンタル

猫

メンタルとは、根拠がなくても合格を信じることと書かれていました。

ただ、高い目標を設定した場合、「それは無理だよ」と”アドバイス”をしてくる人もいるでしょう。そこで、2-3人でいいので、合格を信じてくれる人を作ってくださいとのことでした。

たしかに、自分の合格を信じてくれる人の存在は大きいです。もちろん、自分自身が自信を持っていることが、もっとも大切です。でも、1年から2年の受験勉強の中で、心が揺らぐくことは何度もあります。そうしたときに、心の支えとなるのが、周囲の人たちの応援です。親や受験仲間、先生など自分を信じてくれる人を作ってください。

これは、人生や仕事でも同じです。

まず、自分自身に自信を持つことです。これは、とても大切です。

しかし、自己肯定感が低い人もいるでしょう。その場合は、自分のいいところを紙に書き出して、日々見返したり、ほめ日記をつけたりなどして、自己肯定感を高めてください。バカバカしく聞こえるかもしれませんが、効果はてきめんです。

そして、自分の目標達成を信じてくれる人を見つけることです。もし、上司がそうした人であれば、あなたは恵まれています。そうした上司のもとで修行を積めば、数年後見違えるような成長を遂げていると思います。

しかし、残念ながら、可能性を否定する上司も多くいます。(むしろ、そういう上司が大半でしょう)。その場合は、辛いことも多いでしょうが、同僚やパートナー、親でもOKなので、自分の目標達成を信じてくれる人を見つけてください。

人生や仕事の目標は受験勉強より長丁場になることも多いです。そうした場合、自分の目標達成を信じてくれる人は、かけがえのない存在となるでしょう。

目標

目標とは、志望校に合格してなにがしたいのか?を明確にすることです。

ビリギャルの場合は、慶応を第一志望としていました。そのため、慶応に合格して、どんな大学生活を送りたいのか?をイメージさせたといいます。

ただし、ここで注意点があります。目標設定には知識が必要だということです。

慶応のキャンパスの場所を知らない人が、合格後の生活をイメージすることは難しいでしょう。慶応ボーイってお金持ちのイメージがあるから、いい車で通学してくる人もいるのかな?とイメージを膨らませても、そんなことはありません。なぜなら、慶応では徒歩通学しか認められてないからです笑

だから、坪田先生は目標設定には前提があり、それは十分な知識を与えることと仰っています。その上で、なにをしたいか?を選択させることが目標設定のようです。

これも、とても参考になります。

目標設定というと、なにか高尚なイメージがあります。わたしは目標を、内側から湧き上がってくるものであり、外側から与えられるものではないと、漠然と考えていました。しかし、それは大きな間違いでした。

たしかに、貧困国を訪れたことのない人が、国際支援をしたいという目標を持つことはないでしょう。

そのため、目標がないと悩んでいる人は、知識を増やしたり、付き合う人の幅を広げたりするといいです。なぜなら、目標がない人は、身の回りに目標となる大人がいないということだからです。

わたしは読書会を開催していますが、読みたい本がないという人も同じことです。面白そうな本、興味を惹かれる本を知らないだけです。世の中に、どんな本があるのか?がわかると、読みたい本は次から次へと湧いてきます。

目標も同じです。そうやって、世の中を見ていくと、やりたいことが次々と湧いてきます。ぜひ、知識を増やして目標を明確に設定してください。

計画

考える

目標とは、現状を把握し、目標までの道筋を立てることです。

坪田先生は、小学生レベルの学力であっても、そのこから有名大学合格までの計画を立てることもあるそうです。ビリギャルも歴史の勉強をマンガから始めました。マンガで歴史の大筋の流れを理解してから、個別の具体的な暗記をしたそうです。

この計画ですが、よくある失敗が3つあります。

①目標をうまく分解できていない
②現状を把握できていない/現状把握が主観的で、客観性がない
③非効率・非効果的な計画になっている

受験勉強の場合、目標は数字に置き換えられます。それは合格最低点です。

大学ごとに合格最低点(合格に必要な点数)がわかっています。そのため、目標を分解することは、半自動的に行えます。たとえば、英語で○点、国語で○点、数学で○点、合計○点以上と、合格最低点以上の点数を按分していけばいいわけです。

ところが、人生や仕事の目標の場合、そうはいきません。

たとえば、成功したいと思っても、それを数値化して分解することは難しいです。自分で成功とは?を定義して、どういう状態になればいいのかを定める必要があります。

そして、次に現状把握です。

これも受験の場合は、比較的簡単です。なぜなら、点数で表されるため、客観的ですし、目標との差も明確です。

しかし、人生や仕事において、テストの点数のように客観的な数字で現状を把握できない場合もあるでしょう。先ほどの例のように、成功を目標としたときに、今の成功度合いは47点などと点数をつけられることはありません。

そのため、自分で客観的に現状を把握して、目標との差を明確にする必要があります。

そして、最後に効果的・効率的な計画立案です。

これは目標設定と現状把握が正確にできていることが前提となります。そして、現状と目標に差が生まれる原因を明確にし、改善策を考えます。

これが目標設定ができていなかったり、現状把握ができていなかったりすると、的外れな計画を立ててしまいます。そうすると努力をしても結果が出ないという苦しい状態になります。ぜひ、効率的・効果的な計画を立ててください。

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