
人から好かれていますか?
人と仲良くなったり、好かれたりすることは重要です。なぜなら、人間は社会的な生き物だからです。幸せになるためにも、仕事でうまくいくためにも人間関係は重要です。
読書会でわかった人から好かれる3つの方法を紹介します。
20代読書会in東京
日時:03月24日(土)09:30-12:00
参加者:22名(男性:13名、女性:9名 初参加:8名、リピーター:14名)
20代読書会in東京の感想
大人数の参加で様々なお話を聞くことができました。(29歳・女性)
いろいろな本を知れて楽しかったです。(27歳・女性)
定期的に読書・発表の機会を得たい。(26歳・男性)
色々な種類の本に巡り会えた。(25歳・男性)
ここで本を発表することによって、本をより理解できるようになったり、考えをまとめられるようになりました。(23歳・女性)
人から好かれていますか?
人から好かれたいですよね?
人から尊敬を得たり、信頼されたり、好意を持たれたりというのは、とても嬉しいことです。もちろん、自分の自尊心や承認欲求が満たされる以外にも、人から好かれたほうがいい理由はたくさんあります。人生を豊かにしてくれますし、仕事でも大きな成果を上げられるようになります。
「人生の勝算」の中で、前田裕二さんは、こんなことを言っています。
「証券業という仕事においては、自分の力だけでは、どんなに努力してもたいした景色が見られないとわかった。数値でイメージするなら、一人で到達できるのは、1まで。でも、チームを育てて、みんなの力を掛け合わせていけば、1を、2にも10にも、100にもできる。俺は、1以上の世界を見たい」そして、より高みへ到達するために、個人の欲が消えていき、部下の育成に膨大な時間を使うなど、チームプレー重視の働き方に変わったと言います。
そして、こう続きます。
それ以来、彼は、自分という1を10に、そして100に、どんどん引き上げていくために、二つのことを意識し始めたそうです。一つは、誰からも好かれてサポートしてもらえる環境を作ること。当然そのためには、自分から好きになることが必要だと思っていたそうです。二つ目に、自分のこと以上に周りに時間を使って、周りを強く育てることで、チームとして最強になること。
つまり、人から好かれることは、最強のチームを作ることにつながるのです。そして、最強のチームを作れれば、自分一人の力で到達できる領域よりも、10倍も100倍も高いところに到達することができるのです。
また、前田裕二さんが書いている通り、人に好かれる根本は、”自分から人を好きになること”です。なぜなら、人は尊敬を得たり、信頼されたり、好意を持たれたりすることで、とても幸せを感じられるからです。自分に、そんな幸福感を与えてくれる人を、人は必ず好きになります。そのため、好意を人に与えれば、相手からも好意が返ってくるようになるのです。
では、次章で具体的に、どういうことを実践すればいいのかを紹介していきます。
読書会でわかった人から好かれる3つの方法
今回、読書会でカーネギーの「人を動かす」を紹介していただきました。その中に、人から好かれるための3つの方法が書かれていましたので、紹介します。
- 名前を覚える
- 関心を持つ
- 笑顔を見せる
この3つです。たしかに、この3つを実践されて、悪い気はしないでしょう。わたしは笑顔を見せるのは苦手なので…、なんとかしないといけないです(笑)
ぜひ、みなさんも①名前を覚える、②関心を持つ、③笑顔を見せるを実践してみてください。
また、その上でチームを作りを行いたい方は、以下の3つを実践するといいそうです。人を好きになることが、人から好かれることに繋がり、人から好かれることが最強のチーム作りにつながることは、すでに説明しました。そして、「人を動かす」の中で、さらに具体的に人に動いてもらうための3つの方法が書かれていました。
- 批判・非難をしない
- 率直で誠実な評価を与える
- 強い欲求を起こさせる
どういうことか、1つずつ解説してきます。
批判・非難をしない
人は自尊心があるから、日々がんばることが可能です。相手が間違ったり、失敗したりしたとしても、自尊心を傷つけるようなことを言ったり、したりしてはいけません。
たまに”この人は、相手の自尊心を傷つける言い方しかできないのか?”と思わせるような高圧的な人がいますが、健全なチーム作りをしたいなら、絶対に控えるべき行為です。
とくに、相手が自分とは異なる意見を持っているときに、相手の自尊心を傷つけがちです。しかし、自分の自尊心を傷つけてきた人を心から信頼することはできません。「北風と太陽」の寓話にもある通り、自分と違う意見を持つ相手こそ、自尊心を傷つけないように慎重に対応すべきです。
率直で誠実な評価を与える
評価でとくに重要なのは、褒める・讃えることです。人が失敗をしたり、間違ったりしたときに、指摘するのは簡単なことです。ところが、努力をしたり、改善したりしたときに、褒める・讃えることは見落とされがちです。
“この程度で褒めていたら、基準値が下がる”という思いから、なかなか人を褒めない人もいます。また、単純に人を褒めることが苦手な人も多いです。そうした人は、その人自身が褒められずに育ってきたのかもしれません。
ところが、褒める・讃えることは、チーム作りに非常に重要です。指摘する以上に人を褒められるように、意識してください。
強い欲求を起こさせる
“自分は、このチームの中で重要な人物だ”と思わせることで、積極的に・主体的にチームに関わるようになってくれます。
それは、役職が高いとか、高い成果を上げているとか、そういうことだけに限りません。人それぞれ得意なことがあったり、いい影響を与えていることがあったりします。
一人一人の存在価値を認識し、チームのメンバーに伝えていくことが大事です。そうやって、メンバーの自己評価を高めていってください。そうすれば、全員が積極的に・主体的に関わりあうチームとなります。