
好きなことでお金を稼ぐ
よく目にするようになった言葉ですが、好きなことがないという人も多いのではないでしょうか。そこで、読書会in東京で聞いた好きなことを見つける方法を紹介します。
目次
開催報告:20代読書会in東京
日時:08月18日(土)09:30-12:00
参加者:17名(男性:8名、女性:9名 初参加:4名、リピーター:13名)
MVP賞
幸福学×経営学
紹介された本
- やってはいけない筋トレ
- 自分のアタマで考えよう
- 本物の教養
- ハイ・コンセプト
- 上京物語
- 残酷すぎる成功法則
なぜ、好きなことは大切か?
よく好きなことでお金を稼げばいいという言葉を目にします。「10年後の仕事図鑑」でも堀江貴文氏と落合陽一氏が仕事になる趣味をつくりなさいとアドバイスをされていました。
はあちゅうさんの「自分」を仕事にする生き方やゆうこすさんの「SNSで夢を叶える」、ヨッピーさんの「明日クビになっても大丈夫!」でも、好きなことでお金を稼ぐことをオススメしています。
最近こうしたアドバイスをする著名人がとても多いと感じます。それらの主張を見ていると、どうやら理由は2つあるようです。
- 人生は一度しかないから
- プラットフォームが豊富になったから
それぞれ、どういうことか説明していきます。
人生は一度しかないから
“好きなことでお金を稼ぐ”と聞くと、どうしても”楽して稼げる”という印象がつきまといます。しかし、好きなことでお金を稼ぐのは、決して楽なことではないです。もちろん、楽しいことばかりでなく、嫌なこと・しんどいこと・辛いこともたくさんあるでしょう。
それはプロ野球選手を見ればわかります。プロ野球選手は何十年も前から好きなことでお金を稼いでいます。しかし、当たり前ですが、楽して稼いでいるわけではないです。
プロ野球選手になるまでも血の滲むような努力をしています。プロ野球選手になってからも生き残りをかけて、毎日必死に練習する必要があります。どんなに全力を尽くしても思うような結果を残せなかったり、飛び抜けた才能の選手が後から入ってきたりすることは多々あるでしょう。本当に厳しい世界です。
ただ、好きじゃないことでお金を稼ぐにしても、当たり前ですが、楽ではありません。嫌になることもあるでしょうし、辛いことも多く経験することでしょう。つまり、好きなことを仕事にしても、好きじゃないことを仕事にしても、両方嫌なことはあるのです。
そう考えると、せっかく一度しかない人生なのだから、好きなことにチャレンジすればいいんじゃない?というのが堀江貴文氏らの主張です。
同じ嫌なことを経験したり、我慢したりするのであれば、どうせなら”好きなこと”のほうがいいのではないでしょうか。その方が充実した人生になると思います。
プラットフォームが豊富になったから
好きなことでお金を稼ぐには、プラットフォームが必要です。プラットフォームとは、価値をお金に変える装置です。このプラットフォームがなければ、どんなに好きなことがあってもお金を稼ぐことはできません。
これもスポーツの世界を考えればわかりやすいです。プロ野球選手は一流選手になれば、億を超えるお金を稼いでいます。しかし、オリンピックで金メダルを獲るような選手であっても、プロがないスポーツだとお金を稼ぐことはできません。派遣社員をしながら、金メダルと獲得したという苦労話を聞いたことがありませんか?
つまり、スポーツもプロというプラットフォームがなければ、好きなこと(スポーツ)を極めてもお金を稼ぐことはできないということです。
ところが、「革命のファンファーレ」に書かれていますが、インターネットの出現により、価値をお金に変えるプラットフォームた多数生まれました。そして、好きなことでお金を稼ぐチャンスが一気に何十倍にもなったのです。
たとえば、SNSやブログ、ユーチューブ、メルカリは非常に幅広い価値に対応したプラットフォームでしょう。他にもホームシェアのAirbnbや音楽配信のtune core、配車サービスのUberなど特定の価値をお金に変えるプラットフォームもあります。
そのため、今までなら音楽事務所に所属していないアーティストが好きなこと(音楽)でお金を稼ぐことはできませんでした。しかし、今ではユーチューブやtune coreでお金を稼ぐことが可能になったのです。
このように多様なプラットフォームの出現により、好きなことでお金を稼ぐチャンスが一気に拡大しました。そのため、せっかくなら好きなことにチャレンジすればいいし、好きなことが一層大切になっているのです。
どうすれば好きなことが見つかるか?
好きなことが大切だと言われても、”自分にはそんなに好きなことがない”という人も多いのではないでしょうか。実はわたしも同じです。人に誇れるほど好きなことって特にありません。
そんな方に、読書会で好きなことの見つけ方を聞きましたので、紹介します。好きなことを探すヒントになればと思います。好きなことの探し方は、2つあります。
- 教養を広げる
- 経験を広げる
どういうことか、それぞれ説明していきます。
教養を広げる
「本物の教養」という本の中で書かれていることですが、教養とは人生をおもしろくするためのツールです。そのため、教養を広げると、好きなことを見つけやすくなります。
そして、教養にはタテとヨコの2軸あります。タテは時間軸で、さかのぼっていくと歴史になります。ヨコは空間軸で、広げていくと世界になります。この2つの軸で教養を広げていくのがいいです。
では、どうすれば教養を広げることができるのでしょうか?著者の出口治明氏は本・人・旅で教養を広げられると述べています。
まず本ですが、本はタテを深めることができます。企業や産業の歴史、国の歴史など様々な歴史に触れることができます。
次に旅ですが、旅はヨコを広げることができます。そして人ですが、本も旅もつまるところ人です。本は人が書いたものですし、旅でヨコを広げられるのも人との交流があるからです。
そのため、本・人・旅によって教養を広げていくとおもしろいものがたくさん見つかり、好きなことにも出会えるようになります。
経験を広げる
「上京物語」に書かれていますが、やりたいことは経験の中からしか生まれません。そのため、教養を広げて、おもしろそうなことを見つけたら、積極的にトライして経験を増やしてください。そうすれば、好きなことを見つけられます。
参考:「上京物語」で、成功する人としない人の違いが分かった!!
「明日クビになっても大丈夫!」の中で、ヨッピーさんがこんなことを書いていました。
『ハングライダーに乗ってみたい人は?』と聞くと、たいていの人が手を挙げます。しかし、『実際に乗ったことがある人は?』と聞くと、ほとんどの人が手を下げます。これでは好きなことが見つからなくても当たり前です。
人には、やってみたいと思っているけど、やったことがないことがたくさんあります。好きなことを見つけたい人は、そうしたやっていたいことを1つ1つやってみてください。そうすれば「これだ!」と思えるものに出会えるでしょう。
「上京物語」で書かれていることとまったく同じです。好きなことは経験の中からしか生まれません。好きなことがないという人は、単純に経験が足りてないだけかもしれません。やってみたいことにぜひ積極的にチャレンジしてみてください。
以上、読書会in東京でわかった好きなことを見つける方法でした。ぜひ参考にしてみてください。