読書会in東京でわかった読書習慣をつくる3つの方法

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読書会

読書を習慣にしたいですか??

読書はとても大切なベース・スキルです。習慣にできていれば、5年後・10年後の可能性が大きく広がります。今回は読書会でわかった読書を習慣にする3つの方法を紹介します。


開催報告:20代読書会in東京

日時:09月22日(土)09:30-12:00

参加者:13名(男性:7名、女性:6名 初参加:4名、リピーター:9名)

MVP賞

ぼくらの未来をつくる仕事

紹介された本

  • 働き方の問題地図
  • ニュースの”なぜ”は世界史に学べ
  • 陽気なギャングが地球を回す
  • 人生を変える「心のブレーキ」の外し方
  • ぼくらは習慣でできている
  • 沈黙

なぜ習慣が大切なのか?

今回は読書会で「ぼくらは習慣でできている」を紹介していただきました。インスタグラムでよく見ていたので、内容を聞けてとてもよかったです。

ぼくらは習慣でできている

著者の佐々木典士さんは「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」というミニマリストの本も書いています。新作とともにこちらも大人気です。

その佐々木典士さんが、今回は「習慣」をテーマに本を書いています。そして、習慣の大切さをマザー・テレサの言葉を引用しながら、こう説明しています。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

おっしゃる通りです。

人間は日々何万通りもある選択肢から、選んで行動をしています。その行動が今日1日を決め、5年後・10年後の未来も決めています。そして、その5年後・10年後は運命と呼ばれています。

しかし、この選択肢を1つ1つ意識的に選んでいるか?というと、そうではありません。人間は無意識に行動を選択しています。そのため、未来は変えられない運命と考えられてるのです。

そして、選択を生む無意識な行動が「習慣」です。

なので、習慣を変えることは、無意識な行動を変えることに他なりません。無意識な行動が変われば、未来も運命も大きく変わります。習慣って、とても大切です。ちなみに、著者の佐々木典士さんは毎日こんなスケジュールで過ごしているそうです。

佐々木 典士

カッコいい!!

こんな風にオーガナイズされた毎日を送ってみたいものです。

今回は「ぼくらは習慣でできている」の紹介でわかった読書習慣のつくり方を解説していきます。

読書習慣のつくり方

まず、習慣とはなんでしょうか??

上記で、習慣とは無意識な行動の積み重ねであると言いました。佐々木典士さんは「ぼくらは習慣でできている」の中で、習慣をこう定義しています。

「トリガー」で作動する「ルーティン」であり、「報酬」を求めて行われる

もちろん、習慣の中身は行動です。そして、その行動は「ルーティン」と定義の中で呼ばれています。

しかし、意識的に習慣を身に付けたり、身に付いた習慣を捨てたりするには、この「ルーティン」だけに注目していてはうまくいきません。「ルーティン」の前後にある「トリガー」と「報酬」こそ、注目すべきポイントです。

捨てたい習慣があれば、「トリガー」が発生しないようにしたり、「報酬」が発生しないように設計すべきです。

一方で、身に付けたい習慣があれば、簡単な「トリガー」を用意したり、自分に合った「報酬」を設計すべきです。そうすることで、習慣としたい行動(ルーティン)を繰り返し行うことが可能です。そして、よく言われるとおり、1ヶ月前後その行動(ルーティン)を継続できれば、習慣化できます。

それでは、読書を習慣化する3つの方法を解説していきます。

例外をつくらない

読書を習慣化する方法の1つ目は、例外をつくらないことです。例外なく毎日必ず読書をするようにしましょう。少なくとも、読書が習慣化されるまでの1ヶ月は毎日必ず読書をするようにするのです。

これには、理由があります。

習慣化されていない行動は、前頭葉で生み出される意志力でコントロールされています。しかし、この意志力は1日の上限が決まっています。

そして、例外を設けてしまうと、”今日は例外に当てはまるのか否か”という判断を行う必要があります。残念ながら、こんな小さな判断でも意志力を消費します。そして、この問いを何回も繰り返しているうちに、意志力を消費し尽くして読書をするための意志力が足りなくなってしまうのです。

なので、例外を設けず、必ず毎日読書をするほうが、圧倒的に簡単に読書を習慣化できます。

しかし、どうしても時間的に余裕がない日もあるでしょう。そういうことも考慮して、読書を”1P以上、本を読むこと”と定義しておくといいです。そうすると、どんなに忙しい日でも例外をつくることなく、ルールを守ることができます。

小さな目標

読書を習慣化する方法の2つ目は、小さな目標を立てることです。

いきなり”今年は100冊読むぞ!!”という高い目標を設定してしまうと、大抵挫折します。なぜなら、意志力では届かないレベルだからです。

確かに、読書が習慣化されている人で、毎年100冊、200冊と読む人はいます。中には1000冊以上読むという超人も稀にいます。

しかし、そうした人たちは前頭葉で読書をしているのではなく、小脳で読書をしています。なので、意志力を使うことなく、つまり努力感なく読書をしているのです。そのため、苦もなく本を読んでいます。

読書を習慣化していない段階で、そんな高いハードルを課すと、ほぼ間違いなく失敗します。なので、最初は”こんなに簡単でいいの??”と思うような小さな目標から始めるべきです。

わたしの例で恐縮ですが、わたしは毎週ジムに行って筋トレや水泳をしています。水泳の日は3km泳ぎます。3kmの水泳はジョギングで15km相当の運動です。

しかし、最初から3km泳ぐぞ!と水泳を始めたわけではありません。”週に1回泳ごう”というとてもハードルの低い目標から始めています。最初は泳ぐ距離にすら目標を設定していませんでした。今から考えると、おそらく500mとか600mとか、その程度の距離だったと思います。

しかし、2~3ヶ月続けるうちに水泳が習慣になり、数値目標を定めるようになりました。そして、目標を高めていった結果、半年後には1回3km泳ぐという目標になり、毎月10kmは泳ぐというレベルになってます。さらに、もっと速く泳ぎたいという思いから、筋トレもするようになりました。

どんな習慣も、このようなものだと思います。

わたし自身、社会人になりたての頃は年に20~30冊ほどの読書量でした。平均的な読書量だったと思います。しかし、読書が習慣になり、徐々に読書量も増えて、今は年間に200冊読んでいます。どんなに少なくても100冊を切ることはありません。

社会人1年目のわたしからしたら、年200冊なんて、超人です笑。信じられない数字だったでしょう。しかし、小さな目標で習慣化して、そこから徐々に目標を上げていくことで、苦もなく読むことが可能になりました。

なので、読書を習慣にする段階では、

  • 常にカバンの中に本を入れておく
  • 通勤中は本を開く
  • 月1回は読書会に参加する
  • 月1冊は本を読む

など、小さな目標を設定することをオススメします。そうして、1ヶ月2ヶ月と毎日本を読むことを継続すれば、読書が習慣になってきます。

他人の目をうまく使う

読書を習慣化する方法の3つ目は、他人の目をうまく使うことです。

人間は”人からよく見られたい”という欲求を持っています。なので、平日の朝や仕事終わりにカフェに行って、読書をするととても気分がいいです。”自分ってがんばってるな”と思えるからです。

もちろん、家で読書を行っても行動は同じでしょうが、どうしても妥協してしまいがちです。

カフェや図書館に行けば、人の目があるので、居眠りすることもできないですし、スマホをいじって時間をだらだら過ごすことに抵抗があります。乗り気でなくても、本を開き、1P読むくらいは難しくありません。

わたしも仕事が捗らないとき、どうしても気分が乗らないときは、カフェに移動するようにしています。

カフェに行けば、1時間か2時間は集中して仕事ができます。自分の感覚では、自分とは別の人が仕事をしてくれているような感じです。数百円のカフェ代を払うことで、1時間や2時間の仕事時間を買っていると思っています。これも人の目がなせる技です。

ぜひ、カフェや図書館を利用して、読書を習慣化してみてください。

以上、読書会でわかった読書を習慣化する3つの方法でした。ぜひ、参考にしてみてください。

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