読書会in東京でわかった高学歴だと成功できない理由とは?

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高学歴になればなるほど、成功の確率は下がります。

これは統計でも出ていますが、その理由は頭の良さにあります。頭が良く、リスクを計算できることが、成功を妨げています。

そうした高学歴者が成功できない理由を解説します。

開催報告:20代読書会in東京

日時:11月03日(土)09:30-12:00

参加者:10名(男性:5名、女性:5名 初参加:3名、リピーター:7名)

MVP賞

愛着障害

紹介された本

  • ブランディングの科学
  • 一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?
  • ゼロ
  • 生き方
  • ボールのようなことば
  • 21世紀の哲学がわかる本
  • 1分で話せ

なぜ、高学歴だと成功できないのか?

高学歴者は、とても頭が良いです。しかし、そのことがアダとなって成功から遠ざかっています。

「残酷すぎる成功法則」でも高学歴になればなるほど、成功する可能性が低くなるという統計が紹介されています。

残酷すぎる成功法則

ホリエモンも「99%の会社はいらない」の中で、このように書いています。

僕が言っていることの一つに、「社長は本当にバカばっかり」というのがある。
世の中一般的には、社長は天才というイメージを持っている人もいるだろうが、「バカと天才は紙一重」とはよく言ったもので、語弊があることを覚悟で言えば、商売なんてバカでもできる。
起業してうまくいっている人も、バカと天才しかない。
こう言ってはなんだが、うまくいっている人の半分以上がバカだ。後先を考えられないから、リスクも考えられない。だから行動することができる。
申し訳ないが、周りに頭がいいと思える社長なんてほとんどいない。

信じられないかもしれませんが、これは当たっています。

わたしが知ってる方も、大きな成功を収めていますが、頭が良いわけではありません。頭がキレるわけでもないですし、理解力も高くないです。成功してる人を見渡すと、圧倒的に頭が良くない人のほうが多いです。

では、なぜ頭が良いと成功できないのでしょうか?

その理由は、リスクを計算できてしまうことにあります。

もちろん、頭の良い人はチャンスを見極める能力も高いです。人よりも抽象的に思考ができるので、チャンスの領域も大きいでしょう。

しかし、同時にリスクも明確にわかってしまいます。そして”〇〇が起きると、失敗してしまう”とリスクに着目して、チャレンジすることをやめてしまうのです。

一方で、頭の良くない人は、チャンスを目にしたときにリスクまで考えません。正確に言えば、リスクを計算できず、リスクまで頭が回らないのです。

そのため、”え?そんな薄い根拠でいいの!?”と驚くような理由で決断をします。向こう見ずなチャレンジでも、一向に気にしません。本人としては十分にリスクとリターンを分かった上でチャレンジしているということなのでしょう…。

しかし、大切なのは「行動」です。どんなに、チャンスを検証し、リスクが分かったとしても、何の行動も取らなければ、成功は手に入りません。

そして、実際に行動してみなければ、本当のリスクもリターンも分かりません。そのため、向こう見ずにチャレンジした人の方が成功を収め、チャンスを前に立ちすくんでしまった人は成功できないのです。

これが高学歴者が成功できない理由です。高学歴者は頭が良く、リスクがわかるので、成功に近づけないのです。

頭の良さとは、なにか?

頭の良さとは、抽象度の高さです。

そのため、頭の良い人は抽象度の高い思考が可能です。高学歴者は総じて頭が良く、抽象的な思考が可能です。

「いやいや、学歴が高くてもバカはいるよ」

と思う方もいるかもしれません。それは、その通りです。

しかし、

  • 東大卒100人
  • 高校卒100人

を集めた場合、東大卒よりも頭の良い高校卒の人もいるでしょう。しかし、頭の良い人は東大卒のほうが多いでしょう。

これには、理由があります。

学校の受験勉強は、抽象度の高い世界だからです。そのため、受験戦争は抽象的な思考ができる人が選別される仕組みなのです。

具体的に考えてみましょう。

受験勉強で試験科目となっている数学はとても抽象的です。完全に数字の世界なので、これは当然です。そして、日本史や世界史、地理も抽象的です。本来は具体性もあるのですが、学校の教室の中だけで学ぶとなると、完全に抽象的な教科となります。

このような理由で、高学歴者は抽象的な思考が可能です。

そして、抽象度が高いと、

  • 理解力が高い(理解が早く、正確)
  • 物事を俯瞰して考えらえる
  • 相手の立場で物事を考えられる

というメリットがあります。

しかし、このメリットは成功に有利に働くわけではありません。既に述べたように、理解力が高い人はリスクも明確に分かってしまいます。その結果、チャレンジに二の足を踏んでしまうことがあります。

また、物事を俯瞰して考えられたり、相手の立場で物事を考えられたりすることも、成功に不利に働くことがあります。なぜなら、成功した人は、たいてい自己中心的な人です。これは、わたしが知ってる範囲の話ですが。

「もしかしたら自分に非があったかもしれない」という思考はありません。驚くほど、「自分の正しさ」を信じてます。そして、周りを振り回しても、あまり気にしません。

そういう自分勝手さも成功には、大切な要因となります。人の上に立ち、大勢を引っ張っていくときには、自己中心的な考えも強みとなるのでしょう。頭の良い人が成功できない理由は、この辺りにもあるかもしれません。

以上、読書会でわかった高学歴だと成功できない理由でした。

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