
今回は「1440分の使い方」がMVPでした!
著者は22歳で起業し、隣を走るパトカーにも気づかずスピード違反で捕まるほど切羽詰った日々を送っていたそうです。そこから、起業家やアスリートを調査し、
- 不要なアポはすべて断る
- メールなどは一度しか触らない(見たメールはその場で返信する)
- 休みもスケジュールに組み込む
など、1440分(24時間)をどう使うかを解説しています。すぐに取り入れることができる具体的なHow toが充実した本でした。
目次
開催報告:20代読書会in東京
日時:03月30日(土)09:30-12:00
参加者:19名(男性:8名、女性:11名 初参加:7名、リピーター:12名)
MVP賞
1440分の使い方

時間に追われることなく、生産性を向上させ、充実した生活を送るために。
著者は、成功している友人たちに時間管理のコツを聞いて回るうちに、ある共通点に気づく。それは、だれひとり「本に書かれているような方法」を口にしなかったことだ。そして判明した秘訣のひとつが「ToDoリストを使わない」ということだった。
そこで著者は、さらに多くの成功者たちへ接触を試み、独自の取材と調査を行った。
- 自力で大成した億万長者は、私たちと違う働き方をしているのだろうか?
- 常にプレッシャーにさらされている起業家は、どうやって高い生産性を維持しているのか?
- 刻々と過ぎゆく時間と戦うオリンピック選手は、いかにして集中力、自制心、エネルギーを維持しているのか?
- MITやハーバードでオールAを取り続ける学生に必要なものとは何だろうか?
7人の億万長者、13人のオリンピック選手、29人のオールAの学生、そして239人の起業家。計288人への取材から導き出された、時間管理と生産性向上にまつわる15の秘訣を、本書ではより実践しやすい方式とともに紹介する。
「ノートは手書きでとる」「メールは一度しか触らない」「ノーと言う」「日々のテーマを決める」など具体的ノウハウから、「最重要課題の見極め方」「先延ばし癖を克服する極意」「桁外れの利益を得るための思考法」まで15の秘訣が、あなたの人生に輝きを取り戻してくれるだろう。
紹介された本
嫌われない毒舌のすすめ

上手な媚びへつらい&ヨイショをマスターすれば面倒な人付き合いが楽になる!上司や先輩に取り入り、後輩をたらし込んで転がす逆説的な処世術入門。
大富豪からの手紙

大富豪の祖父が残したものは、「お金」ではなく「9つの手紙」だった。
神戸から上京し、東京で暮らす大学2年生の主人公:佐藤敬(サトウ・ケイ)は、特に目標もなく、平凡な毎日を送っていた。
ある日、大富豪だった祖父:佐藤泰三(サトウ・タイゾウ)の遺品の中から、自分宛の「9つの手紙」が届く。
その中にある「お金の代わりに残すものは、人生でいちばん大切なものを学ぶ機会だ。手紙の内容を身につけることができれば、仕事の成功、十分なお金、よい人間関係、家族との幸せな暮らしも、きっと手に入る」という言葉と直感に導かれて、1通、また1通と「手紙」を開けながら、北海道~京都~タイのバンコク~チェンマイと、祖父の友人たちに「人生の秘密」を学ぶ旅に出ることになる。
やがて、主人公・敬(ケイ)は、「手紙」に導かれるように、幸せの国・ブータンにおもむき、ブータンに住む老人・プルパから最大の学びを得て、日本へ帰国する、学びと感動のストーリー!
風は西から

過労自死———。決して、彼が弱かったのではない。では、なぜ、彼は死ななければならなかったのか?
答えを探して、大企業を相手にした戦いが始まる。
小さな人間が秘めている強さを描く、直木賞作家のノンストップ・エンターテインメント!
大手居酒屋チェーン「山背」に就職し、繁盛店の店長となり、張り切って働いていた健介が、突然自ら命を絶ってしまった。大手食品メーカー「銀のさじ」に務める恋人の千秋は、自分を責めた――なぜ、彼の辛さを分かってあげられなかったのか。なぜ、彼からの「最後」の電話に心ない言葉を言ってしまったのか。悲しみにくれながらも、健介の自殺は「労災」ではないのか、その真相を突き止めることが健介のために、自分ができることではないか、と千秋は気づく。そして、やはり、息子の死の真相を知りたいと願う健介の両親と共に、大企業を相手に戦うことを誓う。小さな人間が秘めている「強さ」を描く、社会派エンターテインメント。
鬼速PDCA

PLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(検証)、ACTION(調整)の4ステップからなるPDCAサイクルは、ビジネスパーソンであれば誰もが知る古典的なフレームワークだ。
しかし、PDCAほどわかっているつもりでわかっていない、そして基本だと言われているのに実践している人が少ないフレームワークも珍しい。
PDCAを極め、「鬼速」で回せるようになると、仕事に一切の迷いや不安がなくなる。そして、常にモチベーションを保ったまま、天井知らずに成果をあげられるのだ。
個人のあらゆるスキル習得が超スピードになる
かつてのビジネススキルはどんどんコモディティ化(日用化)している。
たとえば英語話者やMBA取得者の数もずいぶんと増えているが、PDCAはこうした個別のビジネススキルとはまったく別の次元にある。
PDCAは、個別のスキルの習得を加速させるためのベースだからだ。
英語やコミュニケーションスキルなど効果が見えやすい実用的なスキルの習得に躍起になるよりも、
実はそうしたことに手をつける前にPDCA力を身につけたほうが、中長期的に見ればはるかに大きな効果をもたらす。
PDCAはチームリーダー・経営者の価値も決める
現在のビジネス環境においてはどれだけ真新しいビジネスモデルやテクノロジーであっても差別化要因にはならない。
瞬時に各国の言語に翻訳され、世界中に広まり、陳腐化してしまう。
ビジネスモデルで企業の価値が測られる時代は終わった。
そうではなく新しい仕組みやサービスを鬼速で生み出し続けられる組織力と、市場の変化に瞬時に対応できる柔軟性を持った企業こそ、激動の時代を勝ち残れる。
「鬼速PDCA」とは?
「鬼速PDCA」とは、PDCAを、高速を超える「鬼速(おにそく)」で回すことを指す。
このPDCAモデルは我流ではあるが、10年以上の実践を通して磨かれてきたものだ。
野村證券時代に支店での営業やプライベートバンカーとして数々の最年少記録を残せたのも、
独立後わずか2年で月間1000万PVを超えるWebサービスを作れたのも、すべて鬼速PDCAを実践してきたおかげである。
「鬼速PDCA」のしくみ
- 目標へのロードマップの全貌をロジカルに導く「因数分解」
- キャパオーバーを防ぐ「工数棚卸しシート」
- 仕事の先送りがなくなる「半週ミーティング」
- 仕事のモレ・ムダがなくなる「鬼速進捗管理シート」
- 日々の気づきを行動に変える「なるほどシート」
- 自分を成長させる習慣を定着させる「ルーチンチェックシート」
本書の特徴
- 272ページで40点以上の図版。圧倒的な「量」と「質」でPDCAを完全解説
- 営業と英語学習を事例に、各ステップを具体的にわかりやすく説明
- 上記のPDCA支援シートは付録として無料でダウンロードできる
こんな方におすすめ
- キャリアアップと高収入を目指すビジネスマンの方
- チーム目標を任されているすべての管理職の方
- 急成長を目指す中小ベンチャーの経営者の方
- TOEIC高得点・MBA取得などを目標に勉強中の方
- 仕組みづくりにお悩みの店舗経営者の方
- 激しい市況の変化に対応している個人投資家の方
- お子様の受験勉強をサポートされている方
- パフォーマンスアップを目指すアスリートの方
自己肯定感の教科書

自己肯定感が高まれば、人生は思いのまま
ここ最近、にわかに注目されている「自己肯定感」という言葉。
日本の子どもが他国に比べて自己肯定感が低いという調査結果を踏まえて、内閣府も自己肯定感を高める方針を打ち出したほど。
子どもだけでなく大人も自己肯定感の低さを認識する人が多く、2018年3月11日にははてな匿名ダイアリーに「自己肯定感ってどうやったら身につくの?」との投稿があり、注目を集めました。
とはいえ、自己肯定感を高めようと思ってもどうしたら…と思う人は多いもの。
心理カウンセラー・中島輝さんによると、「自己肯定感を高めよう! そう思った方は要注意! 」と言います。
なぜなら無理に高めようとすればするほど、潜在意識が反発して「自己肯定感なんて高まらない! 」と思ってしまうから。
では、どうしたらいいのか??
そのヒントが「高める」ではなく「高まる」
自分で無理して高めようとしない。できることから自分以外の力を借りて高めていくのがポイントです。本書は、自己肯定感が高まる方法をわかりやすく体系立てて紹介する自己肯定感の教科書のような一冊。今日からできるティップスも満載。心が軽くなり、明日への力がみなぎる一冊です。
以上、03月30日(土)20代読書会in東京の開催報告でした。