
今回は「野村證券第2事業法人部」がMVP賞でした!
「ノルマ証券」と言われた厳しい社風ながら、一時は経常利益でトヨタを抜いた全盛期の野村證券。
そのなかで著者は新人トップの成績を上げ、後の社長・田淵義久氏に抜擢され、第二事業法人部へ。
待っていたのはアクの強い先輩たち。彼らとぶつかりながら、出世していった著者は、やがて退社、独立。
ところが、その後、オリンパス巨額粉飾決算事件で「飛ばしの指南役」として逮捕されてしまう。野村時代と事件のすべてを実名で書く。
目次
開催報告:20代読書会in東京
日時:06月05日(水)19:30-22:00
参加者:8名(男性:5名、女性:3名 初参加:4名、リピーター:4名)
MVP賞
野村證券第2事業法人部

トヨタを上回る約5000億円もの経常利益を叩きだし、日本一儲けた会社だった野村證券。その黄金の日々を克明に描く。
厳しいノルマで次々と社員が辞めていくなか、飛び込み営業で新人トップの成績を上げ、「コミッション(手数料収入)亡者」とまで呼ばれるようになった著者。後に社長になる「小タブチ」こと田淵義久氏に抜擢され、第二事業法人部へ。待っていたのは個性派でアクの強い先輩たち。彼らとぶつかり合いながら、順調に出世していった著者は、役員の登竜門でもある新宿野村ビル支店長を最後に退社、独立する。
ところが、第二事業法人部時代に付き合いのあったオリンパスと仕事をするうち、巨額粉飾決算事件に巻き込まれ、刑事被告人に。「飛ばしの指南役」などと名指しされた著者が、激しくも懐かしい野村時代と人生を暗転させた事件のすべてを実名で書いた。
紹介された本
空想教室

TEDxで話題沸騰!
涙が出てきて止まらない。
いま日本中を熱狂させている「人生最高の感動スピーチ」が一冊の本に。
未経験、コネなし、援助なし、20人にも満たない町工場から、自家製のロケットを打ち上げるという経験から見つけた、”どんな夢でも実現させてしまう方法”。
誰もが信じて疑わなかった常識を、「工夫」によって次々と塗り替えていく著者の生き様に、誰もが胸をときめかせ、忘れかけていた夢を思い出すだろう。
変な人が書いた成功法則

連続長者番付ベスト10入り!日本一の大金持ちの楽しい生き方
がんばればがんばるほど失敗する!
人生が明るくリッチになる超カンタンな方法は誰でも今日から実践できる。ビジネスや商売の新常識も満載した決定版!!
仕事がカンタンでなぜ悪い?年寄りの苦労話からなんて、失敗しか学べない!中学卒業後、裸一貫から「日本一の大金持ち」になった著者の「新常識」の数々には、「儲けの法則」がいっぱい。「人生に困ったことは起こらない」と神様が決めているから、誰だって笑いながら大成功できる。人生を明るくリッチにする「究極の成功法」、大ベストセラー、待望の文庫化!!
太らないカラダ

“食事量”や“食事内容”、“運動”より、「食事の回数」がはるかに重要だと語るのは、世界的な減量医師のジェイソン・ファン氏。
「同じ食事量であっても、食べる回数が少ない人は圧倒的にやせやすい」と指摘する同氏は、その背景に「肥満ホルモン」の存在があると明かします。
どんなに健康的な食べ物でも、またどんなに少量であっても食べる回数が多いと、「肥満ホルモン」がたくさん分泌されて細胞に糖がたまり、脂肪も体にたまっていくのです。そして恐ろしいことに、肥満ホルモンの分泌量が多くなると、体内に存在する「体重の設定値」も高くなることに。こうなると、たとえ食事量を抑えたり運動したりして体重を一時的に落とせたとしても、すぐに体は「高くなった設定値」に体重を戻そうとします。
本書では、そんな肥満ホルモンの分泌を効果的に抑える方法として、カナダ・トロントの減量専門機関で絶大な効果を上げている「間欠的ファスティング」を公開。
この方法なら食事回数が無理なく減らせて体重設定値を低くでき、空腹感もなく、太りにくい体質へとホルモンレベルで変化します! 始めの5日で体重が約1kg減り、体脂肪燃焼率は58%上昇。半年で37kg減に成功した事例もあるメソッドです。
タルト タタンの夢

ビストロ・パ・マルへようこそ。絶品料理の数々と極上のミステリをどうぞ!客たちの巻き込まれた不思議な事件や不可解な出来事。その謎を解くのは、シェフ三舟。傑作連作短編集。
屍人荘の殺人

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。合宿一日目の夜、映研のメンバーたちは肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。
緊張と混乱の一夜が明け――。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった……!! 究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?!
奇想と本格ミステリが見事に融合する第27回鮎川哲也賞受賞作!
食べることの進化史

私たちがふだん何気なく食べているごはん。そこには、壮大な物語が眠っている。食材を生産、入手するための技術、社会が引き継いできた加工や調理の方法、文化や宗教などによる影響……。
人間は太古の昔から長期間にわたって、「食べること」の試行錯誤を重ねてきた。その食の世界が今、激変してきている。分子調理、人工培養肉、完全食の「ソイレント」、食のビッグデータ、インスタ映えする食事……。
こうした技術や社会の影響を受けて、私たちと世界はどう変わっていくのだろうか?気鋭の分子調理学者が、アウストラロピテクスの誕生からSFが現実化する未来までを見据え、人間と食の密接なかかわりあいを描きだす。
統計学が最強の学問である

あえて断言しよう。あらゆる学問のなかで統計学が最強の学問であると。
どんな権威やロジックも吹き飛ばして正解を導き出す統計学の影響は、現代社会で強まる一方である。「ビッグデータ」などの言葉が流行ることもそうした状況の現れだが、はたしてどれだけの人が、その本当の魅力とパワフルさを知っているだろうか。
以上、06月05日(水)20代読書会in東京の開催報告でした。