
05月02日(土)開催!20代読書会@オンライン
今回は「ケーキを切れない非行少年」がMVP賞でした。
児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。
少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。
人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。
目次
開催報告:20代読書会in東京
日時:05月02日(土)09:30-12:00
参加者:9名(男性:5名、女性:4名 初参加:2名、リピーター:7名)
MVP賞
ケーキを切れない非行少年

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。
紹介された本
白い犬とワルツを

長年連れ添った妻に先立たれ、自らも病に侵された老人サムは、暖かい子供たちの思いやりに感謝しながらも一人で余生を生き抜こうとする。妻の死後、どこからともなく現れた白い犬と寄り添うようにして。犬は、サム以外の人間の前にはなかなか姿を見せず、声も立てない―真実の愛の姿を美しく爽やかに描いて、痛いほどの感動を与える大人の童話。
肺炎に殺されない36の習慣

日本人の死因として、がん、心臓病に次いで3番目に多いのが「肺炎」です。
健康であれば、それほど頻繁に起きることのない「肺炎」ですが、肺に到達するまでのガードに弱点があると、炎症がくり返し起きるようになります。
30年以上も呼吸器疾患の臨床の現場に従事している私は、気管支や肺に〝傷〟ができて、そのために年に何回も肺炎や気管支炎に見舞われる方々と長いお付き合いをしてきました。
その〝肺の傷〟の原因はさまざまです。
肺の成長期にある子どもの頃の肺炎や喘息、長年の喫煙習慣などが、肺に傷を残します。さらには意外なもの──加湿器のカビや鳥の糞、お腹の脂肪や糖尿病、むし歯なども、肺にダメージを与えかねません。
この本では、肺という臓器の仕組みをわかりやすく説明したうえで、肺の傷を増やさないための暮らし方や、呼吸力を高めるための具体的な方法を述べていきます。読者の皆さんがすぐに思いつくようなものだけでなく、一見、肺炎とは関係のないような項目もあるので、驚くこともあるかもしれません。
肺は外界に直接通じている臓器であるため、その人を取り巻く環境の影響を強く受けています。デリケートな臓器なだけに、生きているあいだに小さな傷が少しずつ蓄積するのですが、肺は余力が大きいために、多少の傷には気づきにくいものです。しかし、いざ肺炎を起こしたときには、肺の余力がどれくらいあるかで生死が左右されることさえあります。
あのとき、もう少し小さなことに気をつけていれば、ここまで炎症をくり返すことはなかったろうにとか、あの時点でより正確な診断がなされて適切な時期に治療が開始されていれば、これほど重症の肺炎は避けられただろうに、と思うケースがしばしばあるのです。
もちろん、肺炎が起きてしまったときには、それをできる限り治療するのは当然ですが、肺の古傷まで治癒させることはできません。
ほんとうに大切なことは、肺に傷をつけた原因を知り、未然に食い止めることなのです。
LIFE SHIFT

寿命100年時代、あなたはどう生きますか? 新しい人生戦略を提示した『LIFE SHIFT』が14万部のヒット
過去200年間、人の平均寿命は伸び続けてきた。そこから導かれる予測によれば、2107年には主な先進国では半数以上が100歳よりも長生きするのだという。すると、80歳程度の平均寿命を前提に〈教育〉〈仕事〉〈引退〉の3段階で考えられてきたライフコースは抜本的に考え直されなければならない。そんな難題に英国の経営学者と経済学者のコンビが正面から向き合った本が、ハードな内容をものともせず、ベストセラー街道を邁進中だ。
答えのない世界を生きる
本書は、二〇〇三年に現代書館から上梓した『異邦人のまなざし』の改訂版である。出版から一五年近く経ち、学問や大学に対する私の思いは少なからず変化した。新たに考えたことを加筆し、私のフランス生活を再び反省してみた。そして自伝的性格の強かった原著の内容を一般化して、考えるための道しるべとして書き直した。異邦人や少数派が果たす役割をより掘り下げ、開かれた社会の意味を考察する。
科学技術のフロントランナーがいま挑戦していること

人間は、本能的にフロンティアを志向する動物だと言われる。このフロンティアを、人類・社会の「未来」として捉えれば、それは科学が目指すターゲットともなる。人類がフロンティアへと到達するのに、いま何が必要なのか―。日本を代表する37名の識者・研究者が、最先端の知見を語る!
睡眠こそ最強の解決策である

記憶力、創造力、ダイエット、免疫力、幸福度、長寿―科学的エビデンスで続々証明!すべてのパフォーマンスが驚異的に高まる!NBA、NFL、プレミアリーグ、ピクサー…世界最強の睡眠コンサルタントが教える、人生を今すぐ変えるたった1つの方法。31ヵ国で翻訳決定!世界中で話題沸騰の睡眠本ついに日本上陸!
ぼくはイエローでホワイトで ちょっとブルー

大人の凝り固まった常識を、子どもたちは軽く飛び越えていく。世界の縮図のような「元・底辺中学校」での日常を描く、落涙必至のノンフィクション。
障害とは何か

障害とはどのような社会現象なのか?社会的に生成・構築されたある種の不利や困難として障害を論ずるという大テーマに正面から向き合った、誠実かつ精緻な探求。既存の概念装置自体の積極的組み換えを目指す、気鋭・全盲の社会学者による決定的論考。
以上、05月02日(土)20代読書会in東京の開催報告でした