朝活成長期(2011-2014年)

2011年は、朝活がたまにメディアで取り上げられるようになった時代です。そして、メディア(雑誌や新聞)が「朝活」特集をすると、それから1か月間は朝活「参加者」が急増していた時代です(笑)

実感としてですが、今は朝活「参加者」の人数にほとんど波がありません。メディアで取り上げられる頻度も多くなっていると思いますが、参加人数に変化が出ないのは、興味がある人は既に開始しているからだと思います。

また、朝活と1口に言っても、非常に多数の朝活が存在してるため、一時的に興味を持って朝活に参加する人が増えても、分散してしまっているのかもしれません。その意味では、2014年は成熟期に差し掛かっていたのかなとも思います。

一方で、振返ってみると、2011年、2012年は過渡期の時期でした。

その背景は、Facebookの台頭です。今もmixiで運営されている朝活は沢山あります。しかし、mixiのみという朝活は、もうないんじゃないかと思います。多くがFacebookやTwitterなどの他のSNSとの併用になっていると思います。その変化が起きたのが、2011年・2012年でした。

理由はシンプルです。mixi世代ではなく、次の世代が朝活を始めるようになったからです。

実を言うと、私はmixiは社会人になるまで、死んだも同然の状態になっていました(笑)。それ位にmixiは使用していなかったのです。で、ある時、「朝活をしてみよう!」と探してみると、なんとmixiのコミュニティしか出てこないわけです。mixiは死んだも同然の状態だったので、どうしようか?と迷いましたが、数年ぶりにログインしてみたのです。

何が言いたいかと言うと、私はmixi世代ではなかったということです。そして、私よりも年齢の低い層は、その傾向が一層強くなります。mixiの次はTwitter、その次はFacebookと続きます。その世代交代の影響で、mixiではなく、Facebookで朝活運営がされるようになっていきました。

そして、mixiからFacebookに移り変わる時は、Greeからmixiに移り変わったのと同様の事情もありました。それは、「トラブル防止」という事情です。

mixiはニックネーム登録が一般的です。一方で、Facebookは実名登録が一般的です。Facebookをニックネームで登録している人は、とても違和感があるので、他の参加者から無意識に警戒されます。そして、実名を他の参加者にも明かしている場合、ニックネームで参加するよりもトラブルの抑止力が働くのです。より健全にしていく意味でFacebookが好まれるようになっていると思います。

そして、2014年は本当に本当に多岐に渡る朝活が乱立しました(笑)

私はGoogleアラートで、「朝活」に関連するサイトの更新を通知してもらうようにしているのですが、「こんな朝活があるのか?」と驚いてしまいます。Googleアラートで引っかかった朝活を1部紹介したいと思います。

朝にクラッシクコンサートを楽しむ「朝クラ」。
出社前に観光や海水浴、登山を行う「エクトリーム出社」。
夜明けからスムージーを飲んで踊るディスコでの朝活。
朝にセックスをする大人の朝活。
出社前に皆で涙を流してストレスを発散する「涙活」。

何でもありか!?(笑)

朝活という名のもとに、本当に多岐に渡る活動があるみたいです。iPhoneがカラーバリエーションやサイズバリエーションを出して、成長期から成熟期に入ったと言われるように、朝活も既に成熟期に入ったのかな?と感じています。

 

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