言葉としては一般的ですが、そんなに多くの人が行っている印象はありません。2011年にライフネット生命社が出したプレスリリース(http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/2011/3081.html)で朝活に関する意識調査を行っています。その結果を見てみると、朝活実行中の%が出ています。
その数なんと、41.2%です。これを見た時に思いました。この数字は絶対嘘だ(笑)。
40%以上もの人が朝活を実行しているわけがありません。皆さんも会社の中を見渡して、朝活をしている人が40%を超えていると思いますか?もちろん、ノーですよね。
なぜ、こんな数字になっているのかを見ていくと、まずアンケート対象者が20-39歳となっています。朝活は比較的若い人に実践者が多く、年齢が上がるほど少なくなります。そのため、対象年齢が1つの要因で数字が高めに出ていると思います。
しかし、それでも納得がいきません。まだ数字が高過ぎる気がします。そして、よくよく見ると朝活の内容に「メールチェック」「新聞を読む」「ニュースを観る」などが含まれてます。そりゃ、朝活実践者の割合が高くなりますね。
もちろん、それらが悪いというわけではありません。ただ、朝活とは、朝のスキマ時間を使って、自分の好きなことを行うことと言いますので、一般的に朝活と言われてイメージするものとは異なると思います。どちらかと言うと、ビジネスパーソンなら当たり前にやっている行為だと思います。(ちなみに、朝活とは何ぞや?ということに関しては、「「朝活とは?」朝活歴5年の経験者がかたる朝活」をご覧いただければと思います。)
そこで、もっと実態に即したような朝活レポートがないか探していたところ、クロス・マーケティング社が実施したレポート(http://www.cross-m.co.jp/report/mo20141117/)にたどりつきました。こちらは、2014年に実施されたアンケートのようです。
内容を見ていくと、首都圏のみ対象ですが、20代から60代まで年齢も男女比も均等に対象者を選んでいるようです。そして、気になる朝活実践者の割合は、8.7%でした。しかも、1人朝活が8%。仲間内の朝活が1.4%。Webコミュニティなどの朝活が1.2%となっていました。(重複があるため、1人朝活、仲間内、Webコミュニティを合計しても8.7%にはなりません。)
朝活にどんな種類があるか気になる方は、[朝活の種類]をご覧いただければ詳しく解説しておりますが、私が最も推奨したい大人数学び系の朝活は、上記のアンケートで見ると1.2%以下の実践率ということになります。この数値は私の実感としても、正しいと思います。東京の人口が1000万人を超えてますから、1%と言えば10万人。そこに、20歳から60歳の制限をかければ、7万人前後なのでしょうか。
首都圏では、人口が約3500万人くらいかと思います。20歳から60歳ではざっくり2500万人だとします。(正確でなくて申し訳ないです。)そうすると、1人朝活を含めると、首都圏の朝活人口は約200万人。Webコミュニティで募集されている朝活人口は約25万人となります。
結論、地域格差や年齢による差はあるとおもいますが、朝活人口は全体の10%弱です。
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